Kali Linux 2.0 のLive USB


Kali Linux を Live USB にしてみたので、その作業記録です。

 Kali の公式ページに作成方法 (Live USBにしてPersistence化) が載ってますが、今回は  Live USB を作成するのに LinuxLive USB Creator を使用しました。 

Kali Linux ってナニ? な方は

 https://www.kali.org/  ← 本家のページはこちらから

 ペネトレーションテスト(脆弱性診断)に重点を置いて作成されたLinux ディストリビューションです。 検査ツールが最初からたくさん入っているので、いろいろ重宝してます。

 ! 脆弱性診断は 擬似攻撃 と同義になる事があります。 第三者の所有物に対して実行すると、不正アクセス禁止法に抵触する事もありますので、ご注意を。

 Live USB ってナニ? な方は

  Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/Live_USB)が解りやすく書いてくれてると思います。

 外付けのUSBメモリからOSを読み込んでPCを起動できるようにしてくれる、スグレものです(PC が USB ブートに対応している必要がありますが)。 ^^)

 Live USB から起動して、PCの内蔵HDDをマウントしてフォーマットしたりパーティション切り直したり、データを抜いたり(!?)するのに重宝します。

 

使用したものは、

  • USBメモリ(32GByte / Green House製 PicoDrive F3)

 Kali Linux をこれにインストール。

 これを使用して Kali Linux を USBメモリにインストール。 Windows 上で稼働するフリーでオープンソースなソフトウェアです。

  • gparted (パーティション操作ツール)が使える Linux マシン

 USB メモリ上に Persistance(※1) 領域を作成・拡張するのに使用します。  ※ gparted でなくとも、パーティション操作できるツールであればなんでも良いです。

 Linux Live USB Creator では、4GByte を超える persistence 領域が作成できません(FAT32 のみサポートのため)ので、4GByte を超えるファイル(persistecen 領域)をこの gparted を使用して作成します。

※ 1  Persistence : 通常、Live USB では OS 上のファイルを修正・変更しても、OS を再起動すると元に戻ってしまいます。 Persistence という変更を保存しておく特別なファイル(casper-rw や overlay-USBLABEL-UUID などとも呼ばれます)を作成することで、変更が保存できるようになります。

 

§1 Kali Linux と Linux Live USB Creator をダウンロード

 Kali Linux は こちら からダウンロード。 今回は 64bit 版の ISO ファイルを選択しました。

 

 Linux Live USB Creator は こちら からダウンロード。 Version 2.9.4 (2015.10時点)を持ってきてインストール(.exe を実行)しました。 

 

 §2 Linux Live USB Creator で Kali Linux を USBメモリにインストール

 まずはUSBメモリをフォーマットしておきます。(Linux Live USB Creator からでもフォーマットできますが、ボリュームラベルを付けておきたいので)

 

 Linux Live USB Creator を起動します。

 

STEP1 : USBメモリの選択

 先ほどフォーマットしたUSBメモリを選択。

 

STEP2 : ソースの選択

 ダウンロードした Kali Linux の ISO ファイルを選択します。

対応リストに無いと怒られますが(Ver 2.9.4 では 32bit 版の Kali のみ 対応 )、気にせずに進みます。 ^^;

 

 

STEP3 : 保存領域の設定

 ここで Persistence の設定をするのですが、対応リストに入っていないLinux ディストリビューションについては、作成できないようになっています(STEP3 でなにも選択できない)。

 対応リストにあれば Persistence の作成(とサイズの指定)ができるのですが、作成できたとしても 4GByte までなので、 ここで作成した場合でも、しなかった場合でも、後述する gparted を使用します。

 

STEP4 : オプション

 今回はどれも未チェックで。(お好みで)

 

STEP5 : 作成開始

 雷 マークのアイコンをクリックして、インストールを開始します。 環境依存ですが、今回は 10分程で完了。

 

§3 Persistence 領域の作成

 続いて、作成した Live USB に Persistence 領域を作成します。

 まず、gparted が使用できる Linux を用意します。(今回は手元に VMware  Player + Kali Linux があったので、そちらを使用)

 ちなみに、作成したLive USB は下記のような使用状況でした。

 USBメモリ上は 1パーティションで、3Gbyteちょっとを使用しているようです。 

 これを 2 パーティションに分割し、一方を OS起動用の領域に、もう一方を 変更箇所保存領域(persistence) にします。

 (OS本体が入っている既存パーティションを 4GByte ほどに縮小(念のため、ちょっと余裕を持たせます)し、空いた残りの 約 27GByte に新規パーティションを追加 (Persistence に割り当て)します。)

 

 VMware(上のkali Linux)を起動し、PCに USB メモリを挿入、VMware 側にマウントしたあと、gparted を起動します。

 gparted 起動直後は、起動 DISK の HDD (/dev/sda) – VMware 上の 仮想マシン(Kali)の仮想HDD – が見えてます。 右上のプルダウンをクリックして、USBメモリ(/dev/sdb)に切り替えます。

 

 上図で緑枠に囲まれた領域、/dev/sdb1 を 4GByte にリサイズし、あまった領域を persistecen ( ext3 ファイルシステム、ボリュームラベルを 「 persistence 」) にしていきます。

 /dev/sdb1 (緑色の枠内)を 右クリック>Unmount を選択してアンマウントします。

 

 アンマウントが終了したら、続いて  右クリック > Resize/Move を選択。

 

 リサイズウィンドウが出ます。 今回は 4GByte に縮めたいので、New Size のボックスに 4096 を入力。(緑枠を摘んで左右に動かしても、サイズ変更できます。 うすく茶色になっている部分がデータの入っている領域、白い部分がデータ無しの部分なので、薄茶を削らないように、縮めます)

 調整が終わったら、画面右下の Reseize/Move ボタンをクリックします。

 ↓ こんな具合に、未使用領域 (unallocated)ができます。

 

 続いて、unallocated (灰色の部分)を右クリック > New を選択して、新しいパーティションを作成します。

 

 File System は 「ext3」 を選択、Label に 「persistence」 と入力し、Add をクリック。

 /dev/sdb2 ができます。

 これで、USBメモリ(/dev/sdb)が 2パーティション(/dev/sdb1、/dev/sdb2)になる準備が整いました。

 

 変更を確定します。 画面上部 緑色のチェックマーク (「レ」みたいなアイコン) があるので、クリックします。

 本当に変更してよいかを尋ねるポップアップが出ますので、 Apply をクリックして変更を確定します。

 

・・・変更反映中・・・

 

 

 変更が完了しました。

 クローズをクリックして終了です。

 

 

§4 Live USB から起動してみる

 作成した Live USB を PC に挿して、USB からブートさせます。 (USB からの起動方法については割愛します。 環境依存ですが、BIOS から起動順番を変更したり、テンポラリでブートデバイスを USB にしたりとか)

 Boot menu が出てきたら、Live USB Persistence を選択して起動します。

 

 起動が完了したら、Persistence の設定を行います。 ( /dev/sdb2 を persistence として使用するための設定が必要 )

 下記のように、 /dev/sdb2 をマウントして、persistence.conf を作成します。 (初期状態では、起動DISK である /dev/sdb1 しかマウントされていないです)

mount /dev/sdb2 /mnt
echo "/ union" > /mnt/persistence.conf
umount /dev/sdb2

 これで準備が整いました。

 OS を再起動して、再度 Boot menu で persistence を選択して起動すれば、完成です。

 

 

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